岐阜の田んぼで生きてきた頃の記憶は、
風の匂いと、土の温度と、家族の声でできている。
夏の草刈りは容赦なく、
ひと息つくたびに汗が滴り落ちる。
水は気まぐれに動き、
田んぼは常に誰かの手を必要としている。
その「手」をつなぐのが、地域の力だ。
隣の田んぼのおじさんが声をかけてくれたり、
作業を終えた夕方、
遠くで子どもの笑い声が聞こえたりする。
田んぼを守ることは、土地を守ること。
土地を守ることは、人の暮らしを守ること。
汗の粒が季節をまたぐその時間は、
ただの農作業ではなく、
“地域の未来を支える営み” そのものだ。


コメント